それぞれ

街の外れにある古道具店。
その店の二階に、住み込みで働く僕を中心に、ちょっと変わった住人たちが
それぞれのペースで、それぞれの出来事があったり、なかったりして
物語は、ゆっくり進んでいきます。
世間からちょっと離れたところで起こる、静かなストーリーは
多くを望まないが、投げ出した訳ではない、なんとも不思議な心地よさ。

ラストの「パリの全員」は、そんなみんなへの、ささやかなご褒美のような...

毎日、忙しく生きている私たちは、こんな暮らしに憧れているのかもしれませんね。

「夕子ちゃんの近道」  長嶋有
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